1月もあっという間に過ぎ、2月になりました。
2月は「バレンタイン」…
特別なチョコレートが並び嬉しくなります。
子供から大人まで好まれるチョコレートは
はるか昔チョコレートは「飲みもの」だったのです。
固形のチョコレートになるまでは数百年たった後で…
チョコレートの原料であるカカオは 紀元前、中米で栽培が始まり
その王国ではカカオをすりつぶし、水を加えて飲み
チョコレートは栄養価が高い薬として
貴重な飲み物として飲まれていました。
その後16世紀スペイン人がカカオを自国に持ち帰り
渋くて苦いチョコレートを砂糖を加えて
「ホットチョコレート」に変化させ スペイン王宮で人気となりました。
スペインはカカオ貿易を独占…
そして17世紀スペイン宮廷からフランス宮廷に嫁いだ王女が
ホットチョコレートを好み持参したのをきっかけに、
フランスにホットチョコレートがもたらされました。
また、17世紀後半カカオが自由貿易となり、
ヨーロッパ諸国へと広まっていきました。
ですが、紅茶・コーヒーよりかなり贅沢品で 上流階級の飲み物…
したがって、カップもホットチョコレート専用に作らせ、
華麗で贅を凝らしたものばかりだった様です。
ジャーマンアップリケチョコレートカップ&ソーサー
チョコレートの熱が冷めないように蓋が付属しています。
このチョコレートカップは細部にアップリケが ついて見事。
またブルーホワイトで気品にまとめています。
ソーサーをひっくり返してディスプレイするのもGoodです!!
こちらはダブルハンドルのチョコレートカップ&ソーサーです。
ドレスデンチョコレートカップ&ソーサー
田園での宴や恋愛などが題材となっているワトー柄
カップは背が高く、開口部は狭くする事でチョコレートの熱を冷まさせない工夫をしています。
また、カップ上部に取っ手が付いているので、
重心が比較的高い位置に移動し、不安定になりがち、
倒れないように立ち襟状のカップホルダーが付いています。
その後カップがややスリムになり…
マイセンチョコレートカップ&ソーサー
取っ手は片手上部に付けてあり
またソーサーも小さくなり カップが倒れない様に深めになっています。
ホットチョコレートから拡がる素敵なカップ達…
魅惑の 飲み物だった様ですね。
ヨーロッパではカフェなどのメニューにはたいてい存在しており、
寒い時こそ飲みたくなります。
チョコレートにまつわる小話でした…。