只今、お店がある岩出山は桜の見頃となっております。
ピンクに染まる景色に、しばしばし心が奪われてしまいます。
理屈抜きに桜は美しいです。
イギリスで見た桜は、チェリープラムというスモモ系の桜だそうで、約1ヶ月間花が咲いているとのことです。
日本の桜は、実に開花が短いですねぇ。
ここ岩出山の桜は、来週まで楽しめるのではないでしょうか。
さて、ヨーロッパには普及していた生活道具
「これって何に?」を、ご紹介します。
シルバープレートの、四角い箱に取っ手が付いているこのアイテム…?
パカッと蓋が開きます。
ジュエリーboxの様なオシャレ感…
こちらは、デスク・テーブル回りの消しゴムかす、パンかすなどを集めて入れるダストパンです。
蓋には エンボスデザインが施されており、
箱を支える、小さな脚がなんともエレガント。
デスクにあると、なんともオシャレですね。
続いてハサミに見えるこのアイテム…
紙は切れませんが…
こちらは、ろうそくの火を挟んで消すキャンドルスナッファーです。
キャンドルスナッファーのデザインは、他にも、日本でも良く見かけるベル型の小さなかぶせがついてるものがあります。
電気が普及する前の、ろうそくでの生活には欠かせないアイテムでした。
続いては、多数の細かい穴があいたスプーン…
穴があいているということは、何かをふりかけるもの…?
こちらはシフタースプーンと言いフルーツに砂糖を振りかける時に使う道具です。
温室栽培や、品質改良によって季節問わず 甘いフルーツが食べられる現代とは違い 昔は自然に採れる物を用いることが多く、糖度が低い時には、甘味を補う必要もあったことから、このような道具が生まれたようです。
デザインはさまざま。
生活に根付いた道具達、
たかが道具されど道具
身の回りを華やかに彩った生活道具達
「日常こそ芸術である」イギリスのウィリアムモリスが唱えたこの思想が、垣間見れるアイテム達です。